ソロで成功したHoward HewettとJody Watleyが在籍していたソウル/ディスコグループの82年作。プロデューサーはSOLARレーベルの人気プロデューサーLeon Sylvers IIIで、他のファンク系アーティストにはないポップのエッセンスを兼ね備えた、80年代ソウル&ファンクの黄金期を象徴する名盤。1曲目のA Night to Rememberは、キャッチーなメロディとグルーヴ感が印象的で、ディスコファンにとっても欠かせないアンセム。他にも、キレ味鋭いカッティングがリードする9曲目のThere It Isなど、好曲が多い。Jeffrey Danielはマイケル・ジャクソンの振付師としてムーンウォークを伝授したことでも有名になった。
Thursday, January 30, 2025
Shalamar - Friends (1982)
Saturday, January 25, 2025
Stanley Clarke - Time Exposure (1984)
Listen (Heaven Sent You Acoustic ver.)
(Full Album)
Howard HewettのボーカルをフィーチャーしたミディアムフローターHeaven Sent Youを含むアルバム。前回の記事のコメント欄で教えてもらったアコースティック・バージョンのライブセッション映像が素晴らしすぎるのでシェア。盟友George Dukeがピアノを演奏し、Stanleyのベースは控えめながらも曲の骨格をしっかりと支える。力の抜けた雰囲気の中で見せる技術の高い演奏テクニックは見物。ソウルフルで情感豊かなHoward Hewettのハイトーンボイスも心地よい。体が疲れたときに、すーっと染み渡る名演。
Saturday, January 18, 2025
Howard Hewett - I Committ To Love (1986)
2. I'm For Real
3. Last Forever
4. I Commit To Love
5. In A Crazy Way
6. Love Don't Wanna Wait
7. I Got 2 Go
8. Eye On You
9. Let's Try It All Over Again
10. Say Amen
人気ソウル/ディスコグループShalamarからソロシンガーとして独立したHoward Hewettのデビュー作。George DukeやStanley Clarkeがプロデューサーとして参加、アップテンポのダンサブルな曲から、スローバラードまでバランスよく収録されている。特に2曲目のI'm For Realはイントロから完璧で、聴き手を包み込むような柔らかく温かい80年代サウンドが楽しめる。
Tuesday, January 14, 2025
Jeffrey Osborne - Same (1982)
ファンクバンドL.T.D.出身のJeffrey Osborneによる82年のソロデビュー作。前回の投稿(こちら)で紹介したThe Controllersに負けないくらいの爽快ミッドナンバーが、このアルバム4曲目のOn The Wings Of Love。流麗なピアノイントロに始まり、様々な楽器のアレンジが光るポップ寄りのアダルトコンテンポラリー。温かみがあり繊細な表現力をもつジェフリーのボーカルは、3曲目のI Really Don't Need No Lightでも非常に心地よい。アルバムを通してGeorge Dukeプロデュースで、ハズレのない一枚。これをきっかけにソロで成功、85年にはWe Are The Worldに参加している。
Monday, January 6, 2025
The Controllers - Same (1984)
年の初めなので、スカッと気分が晴れるような爽やかなミッドナンバーを。1曲目のCrushed、イントロのハーモニカに聞き覚えがあると思ったら、なんとStevie Wonderが参加(!)。全体的に綺麗なピアノの音色が突き抜けるバラードが多く、Nick Johnsonという人物がピアノを担当したスローが素晴らしい。先述のCrushed、6曲目のI Wanna Be Yours、7曲目のLeaving Meがそれ。3曲目のJust For YouもこのNick Johnsonがプロデュースした曲で、80年代らしい程良い浮遊感でゆったりとリラックスできる一曲。